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2017年02月19日


東京CPA会計学院シンガポール校の1周年

東京CPA会計学院シンガポール校が1周年を迎えました。集合クラスや最近多くなったプライベートレッスンの講義風景や受講生の様子をご案内したいと思います。

※ライブラリーにはシンガポールの会計基準を網羅し、簡単な説明を付しています。日本基準との比較にお役立てください。http://www.jdesk.sg/library/index/1

(文責:上中)


「日系現地企業で活躍するためのアドミ人材養成スクール」として開校した東京CPA会計学院シンガポール校が1周年を迎えました。ここに改めて御礼申し上げます。お陰様で、いろいろな方にぞれぞれの目標をもって受講して頂いています。http://www.jdesk.sg/cpa.html

 

週末の長時間にわたる講義ですが、主に日本企業の現地子会社に所属される方やご自身で起業された方々が参加されています。駐在されている方は、所長をはじめ経理部門など直接会計数値に係る方のみならず、ビジネスマンとして利益管理や原価管理、更にはキャッシュ・フロー計算などの会計知識の習得に興味のある方が多くいらっしゃいます。現地採用の方は、特に経理でのキャリアアップを目指す女性が多いように見受けられます。それ以外では、日本語のコミュニケーションに優れたシンガポール人のご参加も頂きました。特に女性同士はすぐに打ち解けて、休み時間には和気あいあいと談笑される様子にクラス全体も和やかな雰囲気に包まれ、早々に質問や意見交換のし易い環境作りに一役買って頂いたことは有難いことでした。

 

Basicコースでは初めて簿記に触れる方が多いので、まずは次の2点について具体的な数字を入れた簡単な取引例を使ってお話ししています。

 ☆会社に起きる出来事を「5つの要素」(資産・負債・資本・収益及び費用)に照らし、原因と結果の二面に捉えて記帳すること
 ☆その記帳は「勘定」という記録・集計するための左右対照に表示する二面的な道具を使い、各勘定の差額を計算して報告書を作成すること     


「勘定」は左側に重心が来るものと右側に重心が来るものの二種類があるので、慣れて頂くために前者を緑、後者を青に色分けして説明していますが、「5つの要素」のどれが緑でどれが青か、またどの勘定を使うのか混乱する方も少なくありません。まずはこのルールがすんなりと体に入って来ることが大切です。今後の簿記の学習が楽しくなるか否かが決まってしまう最初のポイントと言ってもいいでしょう。できるだけ楽しく学習して頂けるように補助教材を工夫しています。

 

残念ながら、最近では開講可能な一定人員に満たないため、プライベートレッスンにて対応させて頂いています。これまでも欠席者への補講はマンツーマンで行って来ましたが、理解が飛躍的に進む方が多く、ここ最近では講義時間をフレキシブルに対応したプライベートレッスンの受講者も増えて来ました。クラスに比べ割高にはなりますが、密度が濃く、ご自身の特性や業務のこと、これからのキャリア形成などのお話も一対一でじっくりできるので、個別ガイダンス終了後にすぐに申し込まれる方も少なくありません。

 

「日本語の勘定と英語の勘定の使い方チャート」というオリジナル教材を差し上げていますが、実務に役立つようにできるだけ英語の表現をお伝えしています。さすがに海外勤務をされている方々ですので、皆さんノートする姿も真剣です。

 

日本商工会議所の簿記2級を取得して、その後のキャリア形成の基礎にしたいご意向をお持ちの方も多くなって来ました。そのため、Asvancedコースのカリキュラムや教材を一層充実させています。

 

日本商工会議所の検定試験サイトでは「仕事で使える資格は何か~資格ランキング2016」が紹介されていますが、簿記2級は第6位だそうです。https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/usage/rankings

ちなみに、「企業が応募者に求める資格ランキングトップ10」では第1位ということで、どうやら日商はセールスポイントにしているようですね。

 

肝心の簿記2級の合格率はここ数回では平均15%~20%程度で推移しているようで、かつての30%前後と違って、かなり難しくなって来ました。https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-data

また、昨年度から3年間かけて出題範囲を変更していますので、試験対策も大変になっています。「企業会計に関連する諸制度の変更への的確な対応に加え、検定試験がより実際の企業活動や会計実務に即した実践的なものとなるよう見直しを行った」というのが変更の主な理由です。具体的には「リース取引」「外貨建取引」「連結会計」などが平成 29 年度に施行される検定試験から試験範囲に含まれることになるそうです。(連結会計に関しては、平成 29 年 11 月施行の第147 回検定試験以降に出題し、連結会計以外のリース会計や課税所得の算定、圧縮記帳および外貨建取引などについては、平成 29 年度の当初から出題範囲に含める、と通知しています。)やはり、国際化の影響を受けての必然の変更かと思われます。簿記2級を勉強する意義は、実務の上でも益々高まっていると言えます。

 

東京CPA会計学院ではこのような変更に対応してテキストの改編を適宜行っていますが、平成29年6月の大きな変更に向けて、来月中旬には最新版のテキストが完成する予定です。4月以降の受講者にはこの新テキストをお渡しできると思います。

テキストを勉強して頂くとともに、試験に受かるためには当校の問題集を少なくとも2~3回はやって頂き、市販の過去問題集も同じように何回か繰り返し解くようにアドバイスしています。簿記の試験では、てきぱきと正確に事務処理をすることが要求され、そのためには問題を正確に解く力を反復練習することによって養っておかなければなりません。大きな電卓を新調された方もいらっしゃいます。その時々で、受講生の意気込みとご自身のキャリアデザインに真摯に取り組むひた向きさに触れ、試験を受ける皆さんには是非とも合格して頂きたいと思い、質問があれば何でもお受けする体制で応援しています。

 

シンガポール校のAdvancedコースでは、連結財務諸表の基本をまとめたオリジナル教材をお渡しし、本支店会計をマスターした後に連結財務諸表の基本的な考え方と実務的な作成方法の基礎を学習しています。さらに国際会計基準の考え方や財務分析、キャッシュ・フロー作成、財務分析なども併せて学習し、証券アナリストや中小企業診断士の試験の過去問題も交えながらご紹介し、会計だけでなく他の分野への広がりにも対応できるようなカリキュラムと教材を揃えています。

 

当地の製造業に属する方には、原価計算に興味を持たれる受講生も少なくありません。製造間接費の配賦計算での操業度や予定原価の設定、原価差異の分析、さらには標準原価計算や損益分岐分析の話が出てくると楽しそうにテキストを眺めています。経営管理的な発想を意識した駐在員が多いのは嬉しい限りです。
東京CPA会計学院の高橋校長も次のようにおっしゃっています。

「経営会計とは、経営に役立てるための会計です。どんな経営においても簡単に言えば会計と経営は密接に結びついています。つまり、会計のツールによってはじめて適切な経営を遂行できるということです。

経営者は会計が分からなければ、適切な経営はできません。会計の知識がなく、場当たり的に経営をしていると経営はうまく行かないものです。伸びている会社はこの会計の数字を活用して日々経営しています。」

 

プライベートレッスンをしていますと、受講者の個性を肌で感じることができます。教科書の練習問題にボールペンで力強く書き込む方。教科書には書き込まず、ノートをきれいにつける方。教科書をカラフルにマーキングする方。会社の業務を中心とした実務的な質問をする方。資格取得や受験勉強に興味のある方。現地の会計担当者との会計業務のコミュニケーションについていろいろと知りたい方。お茶だけでなく、お菓子も持参され、リラックスした雰囲気の中楽しく学習しようとする方。活発な質問をするなど積極的にコミュニケーションをとる方。じっくりと納得しながら話を聞く方。

 

いずれにしましても、受講して頂いている方々がそれぞれご自身の課題を見つけて突き進み、世界で戦って行くことに少しでもお役に立てればと思っています。

東京CPA会計学院の教育理念は「考えて物事の本質を理解して実践する」ですが、シンガポール校もこの精神をこれからも大切にしたいと考えています。

※東京CPA会計学院シンガポール校の開校に関するブログ
http://www.jdesk.sg/blog/blog_diaries/view/12

※ライブラリーにはシンガポールの会計基準を網羅し、簡単な説明を付しています。日本基準との比較にお役立てください。http://www.jdesk.sg/library/index/1

at 12時38分

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